ぼんじゅ~る一乗寺

恵文社 一乗寺店

一乗寺の魅力をお伝えするこの企画、ボンジュ~ル一乗寺。
ウケムケからも近いのでよく行きますが、いつも無口になるほどの満足をして帰るお店です。
もはや説明は不要なほどですが、ご紹介しましょう。
この町の代名詞的存在、恵文社さんです。

少し前の話になりますが、The world’s 10 best bookshopsというもので世界の10本の指に数えられたこともあるそうな。
なるほど進み続けるこのセンス、他の付随を許しません!

一言でコンセプトをいうなら「本にまつわるあれこれのセレクトショップ」だそうですが、そのチョイスと展開は人の生活を豊かにするもの、といっても過言ではないのです。恵文社さんに行くと本の定義が広がるように感じるんですよね。

文化としての漫画を垣間見ることのできるこのコーナー。全部読みたい・・。

テンションが上がるラインナップ!お尻に画鋲のくだりがよみがえりますね。

人に教えたくなる本が沢山あるんです。とくにこのガリ版的な仕上げがニクい「セメント樽の中の手紙」は絶品。蟹工船に並ぶプロレタリア文学の原作を、木版画で作り上げてある。

こちらのコーナーも見逃せません。そんじょそこらのCD屋さんでは見たこともないようなものがずらり。
発見って楽しい!ワクワクですよ。

店の奥にはギャラリーアンフェールがあり、いつもクオリティの高い展示をやっています。
こちらでスケジュールが確認できますよー。

本やその他いろいろがディスプレイしてある棚、それ自体も魅力的。
見渡せば照明器具やドア、窓、どこも手抜き無しで恵文社の世界観で満たされています。だからどこを見ても絵になるんですよね。
お客さんも素敵に写る。
資本をかけた宣伝がメディアには溢れています。それに対するサブカルチャーという位置付けではなく、こんなに素敵なものがあるんだよ!と恵文社は教えてくれる気がします。情報は人の手にあるときに生きるのであります。
本棚の前を歩くということは、webの検索では出来ない新しい発見をすることだなとしみじみ思うのでした。
それは自分の中にあった、あるいはまったく知らなかった新しい価値観との出会いです。

恵文社一乗寺店
〒606-8184
京都市左京区一乗寺払殿町10
営業時間 10:00~22:00
定休日 無休
tel/fax 075-711-5919
http://www.keibunsha-books.com/