ウケンムケン。
漢字では有見無見と書く言葉です。
仏教用語なんですけどね。言葉を借りました。
見ることが出来る、見ることが出来ない。
これはすべては存在するという考え方と、すべては存在しないという考え方を一言で表しているものです。
物事には裏表といいますか、一言で言えばいい部分と悪い部分があり、
そのどちらが本当というわけでもなく
どの部分を見るかによって価値が変わるということを考えています。
完全な正義や悪というものは存在せず、ただ自分の立ち位置が、視線が、そういうものを形づくるのではないか。
なにかを判断するとき、先入観や常識、無意識のなかであたりまえに思っていることなどを疑って、
自分の心を探りたいと思っています。
そんなこんなで?お店の名前はウケンムケンにしました。
少し角度を変えたら物事が違う価値を持つかもよ、というコンセプトでやっていこうと考えています。
造形作家 平良タイジュ