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ネコな耳飾りを作ったよ

むかし住んでいた町の、ツタで覆われそうな木造アパートの周辺には、白いネコが暮らしていました。
そいつは普通のネコより一回り大きくて、見たことがないくらいブスッとふてくされた顔でした。
古い毛布のようにボサボサで、笑えるくらい汚れているんですが、そんなことまったく気にしていないネコだったんです。
たぶん、というかあの風体といい、鋭い眼光といい、絶対ノラ猫でしたね。
たまに道端で遭遇していたのですが、すぐ横を通っても悠々とそのまま歩いてどこかに行くのでした。
きっとその辺り一帯をパトロールしていたんだと思います。僕はそいつをボスと呼んでいました。
あれから数年。いまもあの短くて太い可愛い足でノッソノッソと散歩していて欲しいものです。

ネコの良いところは自分でしたいことをしているところ。
楽しいことを見つけて、冒険してさ。
シャー!たまには戦うこともある!

今日はどんな一日だったかい?帰ってきたネコの話を聞けたら、そざかし面白いでしょうね~