雪は天からの手紙、と言う言葉があります。
結晶が生まれた世界によってそのかたちが変わるので、寒空のはるか遠くを知ることが出来るのです。
夜空に輝く星々の光が、この目に届くまでに何億年もかかっているように、
小さく生まれた雪が少しずつ大きくなりながら静かに舞って地表にやってきたころには、
その上空の世界はもう変わっているのかもしれないけれど、
誕生の秘密はそこに痕跡として残っている。
消えてしまった手紙の文字を拾う方法を知りたいと思いませんか?
雪の結晶が知っている物語を、ささやくように教えてほしい。
そんな気分で作りました。
小さく輝くスワロフスキーを散りばめた石付きと、
どこか素朴な、石のないデザインで仕立てました。
それぞれ違うかたちをしている雪の結晶をイメージして、
左右でほんのわずかに違うデザインになっています。