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スーパーカミオカンデを見に来たんです!僕は!

最近はイベントや風邪などで開いていないことが多かったウケンムケンです。
そんな状況でも、連休のまっただ中だとしても、臨時休業にして遠路はるばる向かったスーパーカミオカンデ・・!
SKとは最先端な研究設備でございまして、宇宙線がどうとか素粒子がどうとか、物理学の専門家が何かをしている場所です。
ニュートリノに質量があることを実証した!とかいろいろ教科書が書き換わるくらいの発見があったそうですが、
その意味は僕には分かりません。
それなのにどうしてここまでSKに入れ込んでいるかといいますと、その測定機器がすごいのです!
ご存知の方も多いと思いますが改めて見てみましょう・・!
スーパーカミオカンデ
なんと、直径40メートルの円筒状の空間を山の中に作っているのです!
純水が貯められた内側にはドーム状のセンサーが一面に設置され、その情景は昔の人々が夢見た未来のよう。
この空間を、この目で見るために行ってきたのであります!



スウパアカミオカンデは富山県に近い、岐阜県の飛騨地方にあります。
日帰りスケジュールなので4時に出発。
写真集で見た、あの絵がもうすぐ見られるんだ・・!期待で胸いっぱい。

9時の集合時間にも遅れることなく到着。
なんせ数年来の憧れの地ですからね。失敗は許されない!
この奥のバスに乗って、SKの入り口まで向かいます。

カミオは江戸時代から掘られていた神岡鉱山の跡地を利用して作られました。
道中、その横を通った神岡鉱業は現在も稼動中です。巨大工場っぷりに惚れ惚れ・・!

神岡鉱山の坑道は数百キロに及ぶと言われています。
世界的にも名高い研究施設の入り口は、山間部の、ちょっとした隙間にあるのでした。

坑道のなかは一年を通して13℃くらいだそうです。
防寒対策とヘルメット着用、懐中電灯持参で進みます!

耳が痛くなるほどの静寂、誰もいない時間は必然的に自分と対峙する時間となる・・
のを期待していましたが、やっぱり集団行動の見学会です。

和気あいあいと終止にぎやかに進行するのでした。
なんせこの2日間で1000人ほどが参加するイベントです。地底で順番待ちも有りうる。

岩石を掘り進んだ重機の説明もありました!
坑道は天井の高さに制限があるので、このような機械たちも背丈を抑えた特種設計らしい。

性格よさそう。

悪役が乗っているのはこのマシンですよね。
実際に動かしてくれるという小粋なサービスもあり。今回の見学会で一番印象に残りました(・・!)

さあ、近付いてきましたよ!
ここは例の場所の真上だそうです。期待はピークに!
研究者がニュートリノとは何か、SKでどのように観測しているのかを説明してくれました。
その後、別の場所に移動。
スーパーカミオカンデは前身のカミオカンデもあったそうで、そこは現在カムランドという名前の設備として活躍しています。
カムランドで研究している学者も、研究成果とこれからの展望を説明してくれました。

休憩中。
4時間近い見学会ですので、さすがに寒いです。
ここではイマイチなカレーうどんを食べたり、スーパーカミオカンデTシャツなど、ハハハなグッズも購入出来るんですよ!
案内してくれたガイドさんが、集合時間を叫びます。
休憩は30分くらいで、その後バスがここまで来るとのこと。
ン・・?アレ・・?
リュックの奥から見学会の予定表を出してみる。
休憩の後はそのまま集合場所まで戻り、解散と書いてありました・・・・・・・カイサン・・・・?
応募のときにチラと見た文字が浮かびました。
「スーパーカミオカンデを下から見ることは出来ません」
そのときの僕は、まあ下からじゃなくても上からでも十分だぜ!なんて思っていたのです。
ようやく言葉の意味が分かった。
スーパーカミオカンデは!見れない!
それまで同士のように感じていた参加者にも、説明してくれた研究者たちに対しても、湧き上がる苦々しい感情。
ガッカリ感と、注意書きをミスリードした自分への怒り。
きっともうここに来ることは二度とないだろうと、若干の哀愁を感じながら、スーパーカミオカンデ(の近く)を後にしたのでした。

でもそのすぐ近くにある道の駅にて、ちょっとしたカミオカンデを発見!

記念撮影をしてようやく機嫌を直したのだった。嬉しそう笑
おしまい