「流れ星」をモチーフにした婚約指輪を進めていきます。
なぜこのモチーフをお選びになったのかお客さまに伺ったところ、お二人の物語に流星が関係する印象的な瞬間があったことをお聞きできました。
僕の脳裏にもその情景が浮かぶようなエピソードに、今回のデザインのコンセプトがはっきりしました。
前回のアイデア(の種…?)から一歩進んでラフデザインを描きます。
完全にこの通りに制作するというわけではないのですが、完成イメージとしてお客さまと共有。OKをいただいたので具体的に進めていきます。
今回は二本の輪が繋がっているようなデザインになります。
線の太さ、断面形状、そしてものとしての印象を確認するためにシルバー素材で作ってみたり。

そういうものを手に取りながら、3D CADで形を探していきます。
画面の中のものは計算で表示されているだけなので、現実的には造形不可能なディティールも見えてしまいます。これが実物だったらどういう形状になるのか、を予想して進めます。


ある程度、形になったら3D プリンターで出力してみる。
指輪のように繊細な造形が必要なものは、光造形機という種類の機械を使います。
液体レジンの中で少しずつ形ができあがっていきます。このころちょうど寒波が襲来していて、温度計片手にカイロを機械に貼ったりして液を温めていました笑

指輪がコロンと出てくれば最高なのですが、上手く造形するにはこんな感じに指輪の周りにサポート材が必要になります。

このようにして、モニターの中にある指輪を手に取れるものへと変換します。

サポート材を取り除いて指輪の姿にしました。
ここでようやくかたちの評価ができます。
