町はブタインフルの影響なのか、いつもよりブラブラしている人が少ないようです。
ウケンムケンもお客さんはあまり来なかったので、定時に閉店させていただきました。
新作の一輪挿しを撮影できる場所を求めてさまよっておりましたが、いいスポットは見つからず。
ふと、ある公園を思い出して行って来ました。
初めて遭遇したのはもうずっと前になります。
当時は委託で作品を置いてもらえるお店を探していて、自転車でウロウロしていたのでした。
いつも飛び込み営業だったので当然断られることばかり。意気消沈して休憩したのがここでした。
平日の昼間で、お昼休みのサラリーマンや子供連れのママさんでにぎわう公園にそれはありました。
色違いでそびえる同じかたちの滑り台。僕の記憶の中では、その瞬間の情景は音が消えて、スローモーションでゆっくりと変化する映画のひとコマのようです。
今日は夜に行きました。
永遠に存在するものは無いということを、よく考えていたあの頃。
きっと僕も変わったことでしょう。
少しずつ変化していく毎日 せめて何を失って、何を得たのかだけは気付きたいです。