行きつ戻りつしながら制作しているアジサイのリング。
試行錯誤の度が過ぎてゼロからのスタートを切ったりしていました…
死屍累々とはこのことでしょうか
並べても分からないくらいの違いかも知れませんが、その積み重ねで生まれる美しさがあると信じてる!
おかげでついに納得のいく原型ができました。
花の一つひとつの中央には石留めをするので爪を作成してあります。
微細な造形はこの後に控える、鋳造という工程で埋まりがちなので、金属に置き換えてから最終的に細工を加えます。
原型は樹脂などの組み合わせで出来ていますが、
これを金属に置き換えるには型を作成しなくてはなりません。
そしてそのままの形では型から抜けないので花の部分、リングの部分に分ける必要があります。
この枠の中に液体シリコンを流して…
圧力と熱を掛けながら硬化させることで、気泡を消して型を作ることができるのです。
無事に硬化して型の完成!
ではなく、この状態ではまだ使えません。閉じ込めただけですよね!
これをメスで切り開きます。
断面がガタガタしているのは位置合わせのため。
メスの動かし方でこのようにすることができます。
無事に切開できました。
これでようやく型の完成です!
いよいよ原型作成から鋳造というステップに進むことができました!(長い道…)