ヘロウ。いつもテンションが低いと評判のウケンムケンです。ヤッホーー!
ちょっと最近忙しくしておりまして、ブログの更新までに力尽きていました。ようやく復活してきたのでまた見てね。
さて季節の変わり目、お肌の調子も変わる頃。そんなこんなで新作のご紹介でもいたしましょう!
物質は高温になると溶け出す温度がありますよね。それは融点といわれ、溶けた物質が気化しだす温度は沸点と呼ばれます。
そこら辺に落ちている石ころでも、高温になると自ら赤く発光し始めます。
そのいかにも危険な高エネルギー状態は、ある種の美しさがあるんですよね。まるで小さな太陽。
そんなことを考えながら作った一品です。
この溶けている塊はシルバーなのです。
物質それぞれに融点が決まっていて、銀の場合その温度は961.93℃だそうな。
溶けた塊を冷まして、今度はひたすら叩く。板状になるまで叩く!
そうすると意図してデザインした造形にはない形が出来るのであります。
限界まで叩き伸ばされ亀裂が入った感じも、どこか物としての力強さに通じる。
人間が感覚的に想像できる温度はだいたい100℃くらいまでの気がするのですが、それをポーンと超えた温度がそこにあったということ。
物に刻まれた記憶のような、そんなアクセサリーなのでありました。