タルトタタン、マカロン・・。お菓子の名前はどうして可愛らしい響きなのか。
太宰治も悩んだ(かも)というこの問題。寝ても覚めても解けない!とあくびしながら疑問に感じたウケンムケロンです。
苦節数年、今夜はついに完成したリングをご紹介しようかな!の巻ですよー。
小さい頃の愛読書のひとつはグリム童話でした。
グリム童話というのはご存知の通り、グリム兄弟が地方に連綿と言い伝えられてきた話を記録したものでございますが、現代の出版本ではその性質上、子供向けの内容に変わっているのが普通です。
僕の持っていた本は読者サービスに乏しいというか原作にリアルというのか、淡々とした観察者の視点で描かれていた気がします。
「馬鹿のハンス」みたいなお話とかね。その冷徹なほどの主人公との距離感がかえって信憑性を増すのに一役かうという構図。
当時の僕としては妙なリアリティのある不思議な話の本という印象でした。
そして同じくらい記憶に残るのはその挿絵です。
版画のようなペン画のような。うまく伝えられませんが、どことなく仮面を被ったような人物や平面的な背景がまた奇妙な空気感でした。
どの話かは忘れてしまいましたが、王冠が出てくる物語があったんです。いや正確にいうと王冠が出てくる挿絵のある物語があったんです。
宝石ゴテゴテのではなく、素朴なかたちの。
権威の象徴というよりは、王さまマークというほうが近い感じの。
ずいぶん以前からそれを思い出しては作りたいなあと思っていたのですが、どうにも技術的な問題を超えられずに実現出来なかったのでありました。
どうしたものかと思い悩みつつ、忘れつつ過ごしていたある日、ひょんなことから技術サポートをいただき、あっけなく実現!聞くところによると昔からある技法らしい。。
さあ長いプロローグはこれくらいにしてご覧いただきましょう。。ドルルルルルルルルルル・・・・
ポン!はい、例によってゆるデザイン、へなちょこラインでやっております。
さらに素朴なタイプもご用意しておりますよん。
同じ技法でシンプルヘナチョコデコラティブなリングもあるんです。日本語です。
いろんなサイズでやりました。飾っているだけでカワイイネー ネー