ロボットに新しいシリーズができました。
今までは一体ごとに設計図を書いて、毎回たくさんの時間を費やして制作していましたが、どうしてもお値段が上がってしまっていました。
試行錯誤の末、溶かした金属を特殊な型に流し込むスリリングな技法(!)に出会い、より身近なロボットシリーズの登場です。
日常の強さに押されてしまう小さな輝きを思い出した時の喜びや、なんだかぼんやりとした寂しさに気が付く瞬間。
思い出せて良かった!なのか、忘れてて良かった!なのか、どっちにしても、気持ちが揺れる感じが気になります。
「忘れてたかも知れない」という言葉をシリーズコンセプトに、いろいろな瞬間をかたちにしてみようと考えています。
そんなmini robotシリーズの記念すべき一型は、Ropicaという名前になりました。
ぼんやり何かを探している気持ちで
遠くばかりを見つめてるような
そんな毎日の中で
一瞬で景色を変えてくれる存在を見つけて
それと一緒に過ごす時間のことを。
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青紫の花はオオイヌフグリという5ミリくらいの小さな雑草です。
とってもミニなロボット!
ロボットはピューター、錫で、バケツは真鍮です。